減価償却
会社を経営しているときに感覚としてつかむのに苦労するのがたぶん
「減価償却」
と
「埋没コスト(サンクコスト)」の二つだ。
この二つはいわゆる経費に当たる部分をどう指向していくかに大きな影響を与えるので気をつけないといけない。
減価償却とは?
減価償却とは英語のDepreciationの訳語です。
De-precia(price)-tion
つまり、価格・価値(プライス)が下がっていくということを会計に反映させましょうよということになります。
たいていの場合、モノは使用したり、時間の経過とともに価値が下がります。
損益計算をするうえで1年間の費用とされるのは、モノやサービスがお金と交換(費消)されてそのあとの企業活動に貢献しなくなった価値になります。
ですから、建物や機械など土地を除く固定資産は金額的に多額で、その費消が長期間に及ぶため、何らかの会計上の仮定を設けて年度ごとの費用額を計算する必要があります。
もし、消耗品のエンピツと同じように、固定資産である本社建物を購入した時に全額費用とすると、その年度は大赤字になってしまいます。
ですから減価償却をすることで、経費を多年度に分けて計算するようにすることが、減価償却の考え方の基本になります。
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